電磁流速計の解説
他社製品との特性比較 [TK-106シリーズ]
支点を前にした意味
どんな流れにも正対を保ち確かな計測値を!
DENTAN製は支点がセンサの直後、全体で見るとかなり前方にあるため、テコの論理で尾翼による正対効果が高い。そのため、センサ部分はほとんど上下左右の揺れがありません。従って流れをそのままキャッチ可能。軽く丈夫な尾翼の採用と、テコの原理を活かす前方に支点を置く重量配分にしていることが大きな意味を持つのです。特許を取得した特殊センサは金属部分(支柱)が傍にあっても磁界の影響がなく、支点ギリギリにセンサを置くことが出来るのです。また、ケーブルが支点後方にあるため、流圧の影響が少なく、上下方向に完全フリーな支点で常に流れに正対した状態で測定ができるのです。大きな尾翼は折り曲げに強く、整流効果が高い。従って、流れを乱さず、正確な流速値を測定できるのです。
DENTAN製電磁流速計
一般的電磁流速計
ステンレスガード効果
破損事故が少なく、作業がはかどります。
電磁式流速計は、稼動部分がないため故障が少ないと言われます。そのため、買い換え需要の大半が持ち歩き時や測定時に、河川の石や護岸にセンサ部分をぶつけての破損。ほとんどの他社製品のセンサ部分は、エボナイトかウレタン樹脂で形状化されているため、こうしたことが起きやすいのです。 DENTAN製は硬質ステンレスにガードされ、なおかつ割れにくい粘度の高い特殊樹脂の中にセンサが埋め込まれているため、その手の事故は殆どありません。頻繁に使用するユーザではセンサ部分の破損で3~5年に一度の買換えを想定すれば、価格が何割か高くても、当社製品の方が結果的に安いという方もいます・・・。
DENTAN製電磁流速計
一般的電磁流速計
磁場に左右されない
磁場に影響されない理由
特許第1826711号を取得したDENTAN独自の電磁流速計センサ
電磁式流速計は、高圧線下とか、磁気や鉄分を含んだ石が多い河川、あるいは、空き缶や釘、鉄くずが落ちている河川では測定が乱れがち…、というのが一般的概念です。しかし、当社製品はそうした心配がありません。上下にステンレスのガードを付けているのを見れば、一目瞭然のように、近くに金属があっても磁界に影響しない特許技術が組み込まれているのです。その秘密は、他社製品がセンサの周囲に漫然と磁界を作り流速を捕らえているのに対し、DENTAN製は必要部分に集中し効率的に磁界を作り流速値を捕らえているからです。このため、TKー105Xセンサ部分の加工は、すべてにおいて高級時計製作同様、ち密な手作り作業で仕上げられます。
DENTAN製電磁流速計
集中して強い磁界を形成。磁場やノイズをほとんど拾わず、拾ったノイズも内蔵電子回路で処理。磁界が狭いため、上下にステンレスガードをつけることが可能。
一般的電磁流速計
広くて弱く曖昧な磁界を形成。そのため、川底の金属や鉄分を含んだ磁場を拾いやすく、高圧線等のノイズも入りやすいため、計測値が乱れることも・・・。